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1週間って長い・・・と思ったら、もう最終回かっ!~アニメ『坂道のアポロン』・アニメ『つり球』~ [■TV・CM]



ひとり暮らしならではだと思うのですが、
TVをつけっぱなしで雑務をこなすのが癖になっています。
あまり画面を見ていない、音で情報を得ることが多いです。
耳に入ると眉間にしわが寄るような不快になる音の渦の中、
不意に

 良い声、口調の役者さんだなぁ
 すてきな音楽だなぁ
 この音、何が起こった!?

など
テレビから流れる音に反応して画面を見てしまいます。
作品の形態やジャンルは全く気にせず、
耳障りで騒々しい番組よりも、
心地いい音や音楽的な番組を選ぶ傾向にあります。





2012年4月以降、
先述の生活形態ゆえに偶然知ったアニメ作品を堪能しております。
それは、

 アニメ『坂道のアポロン』

 アニメ『つり球』

です。
両作品とも素敵で、
深夜放送をリアルタイムに鑑賞!テンションあがりまくりです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はじまりは、
アニメ『坂道のアポロン』でした。

偶然、初回放送を先述のように傍らで鳴り出す良い感じのBGM!
見ていたらJAZZがテーマになっとる!と動揺しきり。
雑務なんか放置、真剣に観てしまいました。

キャラクターやら、人間関係やら、全体的な絵柄や色、音楽、
何もかも素晴らしくて、バランス抜群で、どストライク!
鳥肌立ちまくりで震えが来ました。

ちょっと調べたら、

・秀逸な原作がある

・大大大好きな『COWBOY BEBUP』の
 渡辺信一郎監督と菅野よう子さんの音楽のコンビ!

という事実発覚と同時に発狂状態。
どストライクの原因を噛みしめました。


タイトルバックとその歌
YUKIさんの『坂道のメロディ』
(作詞:YUKIさん、作曲・編曲:菅野よう子さん)の
しなやかな強さと清々しさには、
日常雑務・雑念から一気に切り離され、
本編に集中することができました。


エンドロールの秦基博さんの『アルタイル』
(作詞:秦基博さん、作曲・編曲:菅野よう子さん)は、
喜び多め、悔しさ多め、哀しみ多めなど
本編鑑賞後、それぞれの回ごとに心に宿る多彩な興奮や感情を
包みこんだり、溶け込ませたり・・・器の大きな作品です。
夕暮れ、黄昏の風景や夕凪を思わせる”マジックアワー”。
じんわりとした感触に、さらに感動を覚えています。


本編ですが、毎回見応えがありすぎ。

まずは、JAZZ。
BGMはもとより、
演奏シーン、
特に即興演奏がアニメーションになっているのは衝撃でした。
生演奏を見ているのと同じかそれ以上のインパクトで、
アニメ技術の知識がなくとも、
とんでもないことが起こっているのを感じました。

JAZZが大好きではありますが、
すべて網羅し体系づいた知識は持っておりませんので、
ピンポイントで「好き!」と叫ぶたちですが・・・
Bill Evansが大好き!なだけに
フィーチャーされまくりで堪らん!
のであります。
大学生のころに買ったCDが
中の音質的にも、盤面的にも古びたなぁという頃に出た
リマスタリング×高音質CD版で買いなおした位に好きです。
2010年に袋井で観た
南博さんと菊地成孔さんのライブでの
Blue in Green』素晴らしかった・・・
鍵盤入りJAZZはどれも素晴らしく、
それは大概、作者・演奏者にCLASSICの素地があるのも原因だと思います
(CLASSICも好きです。JAZZの影響を受けた
 ラヴェル、ドビュッシー、サティも大好きです)。
それに伴い、幼いころより、体感的にぐっとくる
三拍子(一拍子)の作品が多い傾向にあるため、
外せない!のであります。

毎回、次回どうなるのか知りたくなり、
何度も原作購入を考え、
いや、購入はアニメ終了を待ってから!と
葛藤の繰り返し。
そんな日々も次回の最終回で終わり。
寂しい気がします。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『坂道のアポロン』初回放送の余韻に浸っている時に、
流れてきたのが『つり球』でした。

華やかな色彩の昔話が愛らしく、
転出のあいさつをする主人公”ユキ”のテンパる描写が独特で面白く、
フジファブリック『徒然モノクローム』と共に
風景の美しい描写と配色、
華やかな色彩の場面もポップに清々しく展開していく様子が
とても楽しそうだったので見入ってしまいました。

が、物語はSFで謎が多く???・・・と「?」いっぱい。
それでも観ていて心地が良く集中力が途切れず、
ほのぼのBGMにのる展開を満喫。
そのBGMは栗コーダーカルテット!!!
ですよね、こんな素敵なアレンジと演奏はそうですよね!と
納得いたしました。

エンドロールはスピッツの名曲『空を飛べるはず』の
ほのぼのカバー。
”さよならポニーテール”名義、
これがまた良い味でアニメーション共々ほっとします。

とはいえ、ほのぼのだけではなく、
回を重ね、徐々に「次はどうなるの~?」と、
7、8話辺りから手に汗握りだし、
『坂道のアポロン』同様、
1週間が長い!と待ち遠しくなりました。

主人公の”ユキ”、
宇宙人の”ハル”、
同じクラスの”夏樹”、
調査員の”アキラ”それぞれ成長や距離感が素晴らしいのですが、
祖母の”ケイト”の含蓄ある一言や、
ネタ要員としても機能しつつ説得力抜群の船長”歩”の言動、
”夏樹”の父”保”の息子との距離感や言動に
癒されました。
案外、DUCKの上司も最終回でくるかも。
つまり、見守る立場の言動が加わると涙が~という感じなんです。

何年も前に行ったきりの江ノ島情報や、
疑似餌使用の釣りの知識なども面白かったです。

ちなみに、オリジナル作品だそうで、
放送前に、次回分を先行放送するイベントでは
「まだ出来上がっていない」との話が出るくらい、
ギリギリの製作体制だったり、
DVD化用の修正がガッツリはいるとも聞いています。
11話の海はとんでもない迫力。
日本のアニメーション、すごい。
製作現場が潤う構造になりますよう祈るばかり。

最終回が楽しみです!というか、
万策尽きて、どうなるんだぁぁぁ・・・と
気になって仕方が無い!



『つり球』は『宇宙兄弟』と同じA-1 Pictures製作だそうで、
twitterを見ると、
2作品のコラボレーション落書きが見られ、面白いです。



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映画館に行って良かったぁぁぁぁ~映画版『宇宙兄弟』も観た!~ [■映画]

blog-20120509.jpg


小山宙哉さんの漫画『宇宙兄弟』が大好きです。
テンポ良い群像劇で、
登場人物全員が非常に丁寧に描かれているところに惹かれ、痺れております。
私は単行本で読んでおりますが、
現在17巻に至っても速度がいい感じに保たれ、
この先もずっと楽しみです。



既に始まっているアニメ版『宇宙兄弟』お気に入りです。
アニメ版1回が原作の1~3話に相当するペース、
原作に忠実でありながら、
アニメとしての表現にも工夫がなされ、
原作同様じっくりと楽しめます。



さて、そんなところで満を持して登場!
映画版『宇宙兄弟』
キャスティングに希望を感じ、観に行ってまいりました!
現在も連載中の作品を2時間半程度にすること自体、無謀というもの。
別モノ!と割り切って楽しむつもりでおりました。




以下、とことんネタばれ。




申し上げるまでもなく、
原作を見ているか否かで見え方に差が出ます。

全体的にはテンポ重視、
映画という形式への再構築が成功している、
映像や音響の迫力を満喫できる作品でした。

NASAの打ち上げのシーン、発射の爆音と低音の振動と、
月面の闇と静寂は、
映画館で体験できて良かった!

原作を知っているからこそ
簡略化された個所に気付きながら、
巧妙に端折って作られているなと思いました。
原作にある印象的な心境やセリフが
異なる状況や場面、人物に当てはめられていますが、
それぞれ、絶妙に収まっていました。

映画の冒頭の宇宙開発の歴史のダイジェスト映像、
PVとして独立させてほしいくらいカッコいい!!
エンディングのColdplayのテーマソングとエンドロール、
とっても素敵でした!



そんなこんなで、面白かったです!




さて、まずは主人公”南波六太(ナンバムッタ)”
当初、どうなるのか心配だった
”ムッタ”役の小栗旬さん、とてもとても良かったです!

原作だと

  頭脳明晰で神経質、
  気持ちが動揺すると冷静さや集中力にムラが出てしまう。

  動揺の原因が自分自身からだけではなく、
  他者への心配や思いやりからくることがある。

  動揺を乗り越えた結果が非常に建設的で幸福なもの。

とても屈折しているものの、
深く魅力のある人物でありながら、
言動が上手い具合に煩わしく・・・絶妙なバランスとギャグ満載で描かれ、
物語が緩急付けやすい状態です。
主人公が突き放されている分、押しつけがましくないのです。

映画版だと、”ムッタ”に限らずどの人物も
性格や思いの深みを表わすエピソードや、
付いたり離れたり、でも一致していく、人間関係の変化など
ざっくり削られ、
感情的な場面が多く描かれてしまっています。
非常に薄くなってしまっていますが、
押しつけがましくないという点は共通しています。

ただ、先述のように原作を知っていると、
感情の根拠を無意識に補完できてしまいます。
映画版の尺の都合上、
なんかちょっと変な人、少なくとも宇宙飛行士になるには疑問が残りそうな、
単なるおっちょこちょいになりそうなところ、
ギリギリ持ちこたえ、
補完に耐えうるだけの器のでかい”ムッタ”を
小栗さんが丁寧に演じられました。

原作であれこれ思っては葛藤する場面が多いのですが、
悩んで焦っている雰囲気など
間や目線が彷徨う様子など、悉く良かったのです。

特に、

  ソファーでポップコーンをぶちまけ、
  うっかり”ヒビト”の遺書を読んでしまうところ

  閉鎖環境ボックスのグリーンカードにまつわるあれこれや、
  試験中に”ヒビト”の事故を知らされてから、
  終了間際の悪い空気を断ち切る言動(涙涙)

  最後の試験、JAXA職員の”星加””鶴見”との面接(涙涙)

などなど、
丁寧に重ね、話が進むにつれ
いかにも”ムッタ”だ!と共感していきました。

原作でも、
”ヒビト”と”ダミアン”は月面の谷に落ちます。
”ムッタ”は
兄弟だからこそ分かる”ヒビト”の性格と、
JAXA制作の月面地図を正しく読解、分析し、救出ポイントを提案します。
それは当初NASAに却下されながらも、
南波兄弟の絆を信じる人たちにより提案が活かされ、
”ヒビト”と”ダミアン”を寸でのところで助けます。
兄弟だからだけではなく、
宇宙飛行士になりたいという共通の夢が救う、
原作の丁寧な描写には泣ける上に痺れます。

一方、映画版では
試験終了直後、昼間の月を目にした途端、
試験中抑えていた”ヒビト”を心配する気持が爆発!
駈け出し、転び、無力さに苛まれ、
月の”ヒビト”に向かって「死ぬな!」と叫びます。
それが届いたかのように目を覚ます月の”ヒビト”。
いかにも映画的な場面、
原作のような機微や機転は無いものの、
兄弟ならではの強い力を感じて私は泣いてしまいました。
小栗さんが丁寧に積み上げて出来上がった”ムッタ”だからこそ、
感動したのだと思います。

小栗旬さんの”ムッタ”もっとじっくり見たかったなぁ。
これで終わってしまうのはあまりにも惜しいです。




続いて、弟”南波日々人(ナンバヒビト)”
個人的に声や口調が美しい、体がよく動く俳優さんが大好きです。
岡田将生さんも、まさしくそんな俳優さんで非常に期待しております。
最近、映画『悪人』、ドラマ『平清盛』『未来日記』など拝見するのですが、
見るたびに良くなっている感じです。

当初、小栗旬さんって”ヒビト”っぽいのに・・・と思い
(小栗さんご本人もそう思ったらしい)、
でも、”ヒビト”が岡田将生さんと知り、
岡田”ヒビト”なら、小栗”ムッタ”ありかも!と思えました。

そして、岡田将生さん演じる弟”ヒビト”、とても良かったです!
兄”ムッタ”に向けて声をかけるシーンが悉く響く!
なんだこのピュアな響き、スバラシイ!
冒頭の記者会見はもちろん、
”ムッタ”への電話やら、
月への出発直前「ムッちゃんは行かないの?」やら、
セリフの口調が一つ一つ効いて・・・
月面でクレーターに落ち、倒れたまま「ムッちゃん、ごめん。」
もう、涙止まりませんでしたよ・・・
思い出すだけで目が潤みます・・・
プログラムで、この場面の撮影自体過酷だったり、
画面には出ない演者に対する演出に工夫が施されていたことを知り、
更に納得しました。
泣ける、色々と泣ける~。

ムーンジャンプ、良かった!
漫画でも非常に印象的なシーンですが、
実写になると更に迫力が増し、無重力感は鳥肌モノでした。
撮影が大変だったそうで、お疲れ様でございました。

今回の”ヒビト”役で、
完全に岡田さんのファンになりました~今後も楽しみです!




南波兄弟に関しては、
冒頭から始終挟みこまれる
幼い”ムッタ”(中野澪さん)と”ヒビト”(中島凱斗さん)
兄弟までも良かった!
二人の表情や口調は原作のまま。
その上、成長後の小栗”ムッタ”と岡田”ヒビト”と相似し過ぎ。
他人なのに面影を感じさせる表情や口調の驚異的シンクロ率!
楽しかったです。




原作で、
”ムッタ”は、試験を通ったり、訓練を受けたりで
宇宙飛行士になるべく人物へと心身とも着実に成長し、
月へのミッションのバックアップクルーになり、
訓練が始まろうとしています。
”ヒビト”は、月面事故後のケアの不備で
宇宙服を着用するとPanicDisorder(パニック障害、PD)になります。
追いつきつつある”ムッタ”の力をも借りてPDを克服しようとするところが、
2012年5月現在の最新刊である17巻に収録されています。
二人揃って宇宙に行く頃には、
乗り越えた分だけ、痛快な表情が見られそうな気がします。

映画版は、
テーマが兄弟の絆と宇宙への夢と希望ということもあり、
最後に南波兄弟揃って月へのミッションに出ます。
正直、端折りすぎの戸惑いは否めませんが、
映画を見る時点で覚悟済み。
南波兄弟に経年変化が無いのを除いては、
二人で宇宙服を着て並び歩くところは楽しんで観られました。
こんな姿が見られて良かったなぁと。

それだけに残念、
ここで終わればよかったのになぁ。
その後なぁ・・・月に着いちゃうのは蛇足だと思いました。
安っぽすぎるわ、あのシーン。
月面に行かせたい気持ちは分かりますけど・・・違うと思いました。
100万歩譲って、
宇宙服で二人の顔が全く見えない状態で
飛び跳ねる二人だったり、
月面に並ぶ足跡が月の縁まで続いてる
写真や映像程度に抑えてほしかったです。




更に身も蓋もないことを申し上げますが、
やっぱり、尺が足りない、足りなさすぎる・・・

 井上芳雄さんの”真壁ケンジ”

 麻生久美子さんの”伊東せりか”

 濱田岳さんの”古谷やすし”

 塩見三省さんの”福田直人”

 新井浩文さんの”溝口大和”

 堤真一さんの”星加正”

見た目もさることながら、
全員実力が御有りの豪華な役者さん達です。
もったいない!もったいない!もったいない!

わがまま承知で申し上げると
もっと関係性を描いて欲しかった!
あんなことも、こんなシーンも、そんな場面も・・・
色々実写で見たい!
相性抜群の”ムッタ”と”ケンジ”が
図らずも競わなければならなくなる訓練風景、
見たかったなぁ・・・
ほんともう、もったいない!

益岡徹さんの”南波父”は、原作に近い見た目、
森下愛子さんの”南波母”は、原作より綺麗!
吹越満さんの”鶴見”は「ツルミー」じゃないけれど良かった!

想定外にBUZZ ALDRINがご本人役で登場!
うっわ、本物だ~
原作だと
引退直前の個性的な飛行訓練士”デニール・ヤング”が
務めた役割でした。

映画オリジナルキャラ堀内敬子さん演じる”権田原さん”、
美味しい役でした~
堀内さんが大好きなので、
嬉しかったです。

そして、これは本当に素晴らしかった!
”ヒビト”の愛犬”APO”がまさしく”APO”
これはもう、メロメロですよ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



宇宙開発の速度が落ちつつある昨今、
全体的にNASAやJAXAを含め、
宇宙開発推進用の
壮大なプロモーションにもなりそうなくらい
面白い映画でした。
多分、DVDなり、Bluerayなり購入すると思います。


原作はまだまだ続くようです。
アニメ版も続きます。
この先も楽しみにしていきます。


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